「保育園はかわいそう」と言われた話。

子育て

保育園の申請が始まる時期

年が明け保育園入園時期の4月に向けて、役所に申請を出しに行っているパパママも多いのではないでしょうか。その中にも、競争率が高い保育園に入園できるよう「とりあえず申請は早いうちにしておこう」というパパママもいらっしゃると思います。

筆者も「パート先も決まっていない、でもとりあえず働きたい」という思いで一年前の今頃、役所に申請をしに行きました。

なかなか近くの保育園は決まらなかった

2021年の初めに第一子を出産し、2022年の春に保育園に入園させようと区役所へ飛び込むKIE。初めてのことで、何にもわからず、そして嫁いだ先の土地勘すらない。2021年出産といえば、コロナ禍真っ只中で出生率が下がっていることもあり倍率も高くない(という噂なだけw)それに期待し、保育園もすぐ決まるだろうと思ったけれど・・・・

現実はそう甘くなかった様子^^

何度か区役所へ行き、北も南もわからない地図とにらめっこし、決まった保育園は自宅から3㎞離れたところに決定しました。倍率が高くないとか、その話どこいった?←鵜呑みにする自分が悪い

慣らし保育が進むにつれてパート先の面接に行った

とにかく保育園が決まっただけ喜ばしいことだと気持ちを切り替え、4月の入園から慣らし保育が始まりました。慣らし保育が終わるまではパート先も決められず、しかし保育料はしっかり1か月分取るんだね^^というなんとも言えない一か月間。最初は9時登園~11時迎えでした。そのあと、~12時、~14時と時間は慣らし保育の時間は長くなっていき、やっと15時までになったところでパートを探し始めました。

もともと飲食店で働くことが好きだったので、保育園のちょっとさきの定食屋さんで働き始めました。

でもまあ、来るわ来るわ保育園からの「熱があります!迎えに来てください!」コール^^噂には聞いていたけれど、

そんな来る?^^

っていうくらいの呼び出し。まだまだコロナが落ち着いていない時期だったので、同じクラスで感染者が出るとそのクラスは3日間のお休み。(ちなみにこの休園の保育料は日割りで返ってきました)

働き始めの5月は、ほとんど出勤できずにいた記憶があります。それでも、初めての給料日には「自分で働いたお金」として家計に貢献できることが嬉しかったです。

半分以上は保育料で消えるけども^^

1年間の育児から、外へ出て働いているという喜び

今では時給1000円で平日のランチタイム9時~15時の出勤でお給料は10万円ほど。それでも、自分の稼いだお金で買いたいものを買うという、今まで当たり前のことが嬉しかった。

家の家計は旦那さんの給料も私が管理していて、使おうと思えば全然使えるんですけど、なんか、ねぇ。もちろん家で子供を見ながら家事をする自分にはそれだけで価値があることとは頭では分かっているんだけれど、生活に必要ないもの(アクセサリーなど)や趣味などに家のお金を使うのは・・・という変に気にしちゃう性格のKIEさんは、毎日毎日、まじめに子供と引きこもりをしていました。。コロナ禍ということもあり、子供のイベントなんかも中止だったし、公園なども全く行きませんでした。

おかげさまで、保育園に入るまで「子供に靴を履かせる」ということを忘れており、めちゃめちゃあせって練習したのを覚えています^^

「保育園なんてかわいそう」そう言ったのは同居している義母だった

保育園に行かせることに関しては、一番悩んだのは一緒に住んでいる義母でした。

保育園に行かせようと思うということを伝えると、ハッキリと「保育園に行かせるなんてかわいそう!!」と大反対されてしまいました。(思い出しただけで泣きそうw)

「三つ子の魂百まで」という言葉があることは知っていました。三つ子の魂百までとは「3歳まで母の手でしっかり子供を育て、絆を深め、信頼関係がないと、手の付けられない子供になってしまう」という意味で用いられます。昔から言われていた言葉で、いまでも親やおじいちゃんおばあちゃんから言われたことのある人もいるでしょう・・・。

でもよく考えて。今は令和です

そう。時代は令和。税金も高くなり、物価も上がり、給料も下がっている。今や共働きの夫婦は多いです。そして育児をしていると、めちゃくちゃ精神的に病みます。主な原因は寝不足や産後のホルモンバランスの乱れということもあるでしょうが、核家族が多いゆえに一人で抱え込んでしまったり、先輩ママである友達や自分の親に相談しても「育児ってそんなものだよ」と簡単に片づけられたり、、、。

そんな中、追い打ちをかけるように新型コロナでイベントもなく、身近にママ友を作る機会もない。

私の場合はこのままだと自分の価値がなくなってしまうような、そんな感覚になりそうでした。実際、パートを始めて9か月経ちますが、本当に自分の時間を持てて精神的にも安定できました。そして自分の価値を確認できる給料も生まれます。

義母からは「子供がかわいそう」と言われましたが、私なんか0歳から保育園に預けられていましたが自分のことを一度もかわいそうと思ったことはありません。むしろ小さいころから友達とコミュニケーションをとっていたおかげで今の社交的な自分があるとすら思っています。

義母には旦那さんから説得してもらい、なんとか書類(世帯全員の書類を提出しなければならない^^;)保育園入園の手続きを進めることができました。

あなたのことはあなたが決める。それでいい

まとめになりますが、私には「妻」や「お母さん」、「女性」と肩書きはありますが

まず、一人の人間であり、選択の自由もあり、自分のために生きていくべきだと思います。誰かに言われたことや、誰かの顔色を窺って自分が病んでしまう事があっては自分のいる意味や価値がわからなくなってしまいます。時には意見がぶつかったり、乗り越えるために悩んだりする事もありますが、

まずは、自分が自分であってほしい。

私はそう思います。そのために多少険しい道であっても「やだなー。したくないなー」と思う事でも、選択し、進んでいきたい。

人生を変えるとか大げさなことでなく、小さなことからでも。

「やりたいことをやる!今日だけ♡」でもいいと思います。

最後に

初めての育児で、初めてのことばかりなのはみんな同じです。だから、ネットで検索したり、誰かに相談したり、調べることが多いと思います。しかし、まずあなたにしても、あなたの子供にしても、同じ人生なんてありません。そして友達や親に相談しても、相談相手の時代と今は違うし、そもそも地区が違えば決まりも大きく違ってきます。

ネットや親しい人に相談し決めるのもいいと思いますが、まずは役所に行ってリアルな今の情報を手に入れましょう。役所の職員さんは、親身になって答えてくれます。

いろいろな意見があったりしますが、あなたが「この保育園いいなぁ」と思えば、その保育園の入園の申し込みをしていいと思います。楽しい新生活がスタートすることを祈っています!

kie(きえ)

1986年生まれの寅年。2020年に結婚、2021年に第一子を出産。
2023年1月にブログ「気付けば36歳の年女だった件(寅)」、略して「キヅトラ」を開設。
夫と子供、そして義母と同居の生活。
ブログでは子育て、日々思うこと日記などを中心に執筆。

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